にじみ絵で作品作りー上手にできるやり方やコツを解説
色の混ざりあいを楽しむ「にじみ絵」で作品作りをしてみましょう。
絵の具を使うイメージが強いですが、実は水性ペンでも手軽に楽しめます。
コツさえつかめば、小さな子どもも一緒に作業できますよ。
にじみ絵とは?
水に着色料をにじませて作る絵を「にじみ絵」と呼びます。
絵の具または水性ペンを使って着色することが多く、色の濃度や混ざりあいによって、唯一無二の独創的なデザインが生まれます。
吸水性の高い紙がにじみ絵に適しており、素材次第でさまざまな作品を作れます。
今回は2種類の方法を紹介します。
にじみ絵で絵葉書を作る
まずは葉書ににじみをつけて、絵葉書を作ってみましょう!
できあがった作品は自宅に飾ったり、誰かに送ってもいいですね。
文章を添えて送れば、思い出にも残りますよ。
材料
材料はいたってシンプル。
にじみ絵は色の重なりを楽しむので、水性の絵の具を使いましょう。
- ハガキ
- 水性絵の具
- 水
- ペン
- シールなどの飾り
作り方
作り方もいたってシンプル!
色を重ねて、広げて、乾かすだけです。
簡単だからこそデザインを悩んでしまいがちですが、気の向くまま「偶然」に任せてみると、思いもよらぬ作品ができあがります。
まずはハガキの表面を水でしっかりと濡らします。
絵の具のにじみを作るのに欠かせない作業なので、全面たっぷりと濡らしてください。
水を少しずつ加え、好みの色を作りましょう。
絵の具から取り出した色をそのまま塗ってもかまいませんが、にじみにくいので少々扱いづらくなります。
薄い色を重ねると失敗が少なく、重ね塗りもしやすいよ。
パレットと紙の上では発色が少し違うので、試し塗り用の紙を用意しておくと便利です。
色をつけられたら、上から水を重ねたりハガキを上下左右に動かしたりして、にじみを広げます。
絵の具が水ににじんで、どんどん広がっていきます。
ハガキがベタベタになるのが気になるようなら、ハガキの下に吸水マットやタオルを敷いてみてください。
にじみ絵を十分に乾かしたら、お好みでデコレーションを加えましょう。
シールやラメを付け、ワンポイントを加えるとデザイン性が高くなるね。
メッセージや絵を書き加えて、贈り物にするのもおすすめです。
コツ・注意点
注意する点は、乾くのに時間がかかることです。
ハガキが濡れているので、完成前の取り扱いには注意しなければなりません。
ハガキを直接持ち上げると、せっかく作った模様が変形してしまう可能性があります。
完成後そのまま置いておけるスペースで作業をするか、工作板などの上で作業するのがおすすめです。
また、乾くとハガキがくるっと丸まってしまうことがあります。
その際は重みのあるものを上から重ねて数時間置いておけば、真っすぐに伸びます。
今回は茶色がかったハガキを使用しましたが、色をハッキリと出したいときには白地のハガキを使用するのがおすすめです。
にじみ絵で飾りを作る
コーヒーフィルターを使ってにじみ絵を作れば、すばらしい作品を制作できます。
キッチンペーパーでも代用できるので、好みの材料で試してみてください。
材料
絵の具の片付けが面倒!という人におすすめ。
今回は絵の具ではなく、水性ペンを使って作っていきます。
- コーヒーフィルター
- 水性マーカー
- 水
- カップ
- 水性ペン(または水性絵の具)
作り方
コーヒーフィルターに水性ペンで絵を書きます。
この時に余白が残るようにすると、にじみが混ざり合い、きれいな色味になります。
書き終わったらコーヒーフィルターを端からじゃばら状に折りたたんで、先端から水を吸わせてみましょう。
カップやコップに水を入れてそっと差し込めば、ぐんぐん水を吸っていきます。
1〜2秒ほどで一度引き上げ、水分が足りないようならもう一度浸しましょう。
浸しすぎると乾かすのに時間がかかるので、様子を見ながら程よいタイミングで引き上げてください。
しっかりと水を吸ったらそっと広げて乾かします。
コーヒーフィルターに折れ目が付くのが気になるようであれば、開いた状態で上から水をかける(水滴を落とす)のもおすすめです。
じわりと広がる様子を眺められるから、小さな子どもと一緒にやると盛り上がるよ。
できあがったら、しっかりと乾かしましょう。
気になる箇所があればハサミで切って整えます。
コーヒーフィルターの先端をねじって開き、中央に穴を開けて紐を通せば、吊るし飾りの完成です。
紐を通さずに直接壁に貼り付けたり、ストローに固定してブーケを作っったりしてもいいね。
てるてる坊主、紫陽花、お花、蝶々を作ってみました!
カットをせずにコーヒーフィルター上部に顔を貼り付ければ、お雛様やお姫様にアレンジできます。
小さな子どもから大人まで、各世代が楽しめるアレンジがたくさんあるね。
コツ・注意点
絵葉書と同様に、コーヒーフィルターも白色のものを使うことをおすすめします。
色が際立つだけでなく、後からアレンジを加えやすいので使い勝手が良いです!
キッチンペーパーでも代用できますが、コーヒーフィルターを使うとアレンジの幅が広がりますよ。
にじみ絵で作品作りー上手にできるやり方やコツを解説のまとめ
にじみ絵ならではの淡い色彩は、アレンジもしやすくかわいいですね。
コーヒーフィルター、ハガキ、キッチンぺーパーなど身近にある素材を使って挑戦できるのも魅力です。
素材を変えながら楽しめば、比較実験にもなっておもしろいですよ。